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ファンドの期待利回りは、ソーシャルレンディング会社によってケースバイケース。
ファンドの期待利回りについては、ソーシャルレンディング事業者によって、結構幅があります。
逆に言えば、
ファンドごとの期待利回りの提示においてこそ、
各ソーシャルレンディング事業者の、特徴が如実に現れる、ともいうことが出来ます。
リターンを追求した、高利回りファンド(ただし、保全効能がいまいち)の組成を得意とするソーシャルレンディング事業者もあれば、
逆に、リターンはいまひとつなんだが、その分、保全効能が重視されたファンドの組成を中心に行っているファンドもあります。
国際分散投資型ソーシャルレンディング大手「クラウドクレジット」の場合
国内に20社以上ある、ソーシャルレンディング事業者の中でも、
クラウドクレジットのファンドの提示利回り(期待利回り)は、結構高いほうが、といえるでしょう。
10パーセント前後の高い利回りが呈示されているケースも、よく散見されます。
ただし、クラウドクレジットのファンドの場合、
原則として、無担保・無保証とされています。
借り手企業からの元利金返済が遅延した場合、
債権の回収は、いささか、難航する可能性があります。
この点、リスクとして、しっかりと把握をしておきましょうね。
ロードスターキャピタル株式会社運営「オーナーズブック」の場合
オーナーズブックのファンドの利回りは、
上掲のクラウドクレジットのファンドなどと比べると、
いささか、低く見えます。
5パーセント前後の期待利回りを提示するファンドが中心ですね。
なぜか、というと、オーナーズブックのファンドの場合、全ファンドに、日本国内の不動産担保が設定されているのです。
安全性に重きが置かれている分、
利回りについては、低めとなっていますよ、ということですね。
それでも、銀行の定期預金などと比べれば、
圧倒的な高利、といえますが…笑
SBIグループ傘下企業による運営「SBIソーシャルレンディング」の場合
SBIソーシャルレンディングの場合、
利回りについては、
- 概ね、クラウドクレジットの場合よりは低いケースが多いが、
- オーナーズブックのファンドよりは、高い利回りを提示しているものもある、
というところです。
SBIソーシャルレンディングの場合、主力ファンドとして有名なのは、
常時募集型ファンドの、「不動産担保ローン事業者ファンド」ですが、
こちらの利回りは、3パーセント前後~5パーセント前後と、かなり保守的になっています。
これに対して、時折臨時組成される、オーダーメード型ファンドの場合は、
6パーセント前後以上の、高い期待利回りが呈示されているケースがあります。