ソーシャルレンディングと手数料の話。

1投資口座を開設するとき。

基本的に、日本のソーシャルレンディング事業者で、
投資口座の開設時に手数料をとってるところは、
俺の知る限り、ない。
むしろあったら、教えてほしい。
どちらかといえば、
投資口座の開設をしてくれたら、〇〇キャッシュバック、みたいな広告宣伝を行ってるソーシャルレンディング事業者なら、イメージできる。
逆に「手数料を取りますよ」としているソーシャルレンディング事業者は、俺は知らない。
そのくらい気位の高いソーシャルレンディング事業者、というのも、ある意味面白いけど。

2.ファンドに出資申込するとき

株式投資でいうところの、買い付け、みたいな。
投資信託でもリートでも、
売買手数料がかかるシーン。
ただ、ソーシャルレンディング投資の場合、このタイミングで手数料がかかることはない。
まあ、この点は、ソーシャルレンディングのいいところ、といえなくもないかもしれない。
実際、ソーシャルレンディング事業者側からしても、
対してコストのかかることではないのだろう。

3.出資金を振り込むとき。

ソーシャルレンディング事業者のファンドに出資申込をしたら(※ソーシャルレンディング事業者によっては、出資申込をする前に)、
出資金の振り込みをする必要がある。
出資金の振り込み、というと、なんだかややこしそうに聞こえるが、
なんのことはない、
ソーシャルレンディング事業者が指定する銀行口座に、
普段の振り込みと同じ要領で、
お金を振り込めばいいだけ。
ネットバンキングを使ってる人は、家から振込できる。

このときの振り込み手数料は、投資家負担となるから注意。
もっとも、ソーシャルレンディング事業者の指定銀行と同じ銀行に口座をもってて、かつ、ネットバンキングを使ってるよ、という人は、
同一銀行別支店間、ということで、
振込手数料がかからないケースも多いだろうけど。

4.運用手数料

ファンドの運用期間中の、ソーシャルレンディング事業者が徴収する手数料のことね。
これは、実際には、かかってる。
ただし、ファンドの概要とかに書いてある利回りは、
もう、この運用手数料分を控除した数字が記載されているから、
正直、投資家の立場から、運用手数料を支払ってる、という印象が、あんまりない。

5.ソーシャルレンディング事業者から分配金を受け取るとき。

まず、預託金制度を採用してるソーシャルレンディング事業者の場合、
分配金も、預託金口座に送金される形となる。
もちろん、その場合は、分配金の送金手数料など、かかるはずもない。
あくまでも、ソーシャルレンディング事業者のなかで、お金が動いてるだけだもんね。

ただし、ソーシャルレンディング事業者の預託金口座の中から、
実際に投資家が普段使ってる銀行口座へと、資金を引き出したいときは、
払い戻し手数料がかかることが一般的。
まあ、数百円くらいかな。

逆に、預託金制度をそもそも採用してないソーシャルレンディング事業者の場合、
分配金は、投資家の口座に直接送金されてくる。
この際の手数料は、ソーシャルレンディング事業者が負担してくれているケースが多いよ。